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● SCHOOLING Vol.24

四谷シモン[人形作家 俳優]

2015.09.05(sat) 18:00~

2,000yen

40名

FLAT 2F

FLAT藤田でーす。久しぶりのスクーリングです。
25年ほど前、僕が高校生のとき60年代のサブカルチャーを教えてくれたのは
深夜ラジオで聴いた大槻ケンジのオールナイトニッポンでした。

「おまえら〜いいか〜!!十代のときに本を読まないとただのおじさんになるぞ〜!
この『ただのおじさん』って言葉の意味を噛み締めろ〜〜!」って具合に叫んでいてビビった高校生の僕は、大槻先生の言われるがままに、本や音楽、映画を観ることになるのでした。
そして福岡で学生生活を送っていた僕は、天神イムズにある三菱地所アルティアムというギャラリーで偶然、澁澤龍彦氏の回顧展に入場したのです。そして会場に展示されたいくつかの人形に動揺しました。
人形を製作したのは、四谷シモン氏。その前にもどこかで名前を見たことがあり知っていました。造形家の荒木博志氏が製作したリアルな鉄腕アトム「ASTRO BOY(1993年)」に感動したのですが、荒木氏のプロフィールに<四谷シモン氏に師事>と書かれていたのです。名前しか知らない僕の頭の中で『四谷シモン』という方が、とてつもなく巨大ですごい方というイメージが作られていきました。

四谷氏の少女、少年の人形は、本当に美しいです!!!
裸の作品もあるものだから、おぼこい20代の僕は、見てはいけないような、こういったものに興味を抱くことに罪悪感をも感じていました。でも、すごいものはすごい。「耽美」という日常的な価値なんかに左右されない圧倒的な力に引き込まれました。
それから、20年近くの時が流れました。あこがれのデザイナー中島英樹氏のFacebookから、偶然、四谷シモン氏を発見してしまったのです。その偶然が、今回のスクーリングに繋がることになったのです。昨年、赤瀬川原平氏が亡くなりました。そして、金子國義氏が3月に亡くなりました。あこがれの方々が次々といなくなってしまうという事態に焦り、衝動的に連絡をしてしまいました。 四谷シモン氏について50代以上の方々には、わかっていただけるのではないかと思いますが、僕は、20代〜40代の皆様に積極的にご参加いただきたいと考えています。かつての日本も、新しい文化、新しい価値を見つけ出すこと、創りだすことに一生懸命でした。その時代に青春を送り熱く戦った先輩の言葉を直接聴く事ができる貴重なチャンスです。
ヤバいです!!!
ぜひともご参加ください!!!!


【四谷シモン プロフィール】 人形作家 日本における球体関節人形の第一人者であり、国内のみならず海外からも高く評価されています。東京・五反田で生まれたシモンは、タンゴの楽師である父、ダンサーの母という芸能一家で育ちました。留守がちな両親がお土産として買ってくれた人形が幼少期の思い出であり、両親不在の寂しさを紛らわすかのように、シモンは小学生の頃から人形を作り始めます。
10代半ばで人形作家・川崎プッペを訪ね、水上雄次に弟子入りし、制作技術を磨きながらも、当時の布を纏った小さな彫刻のような人形に疑問をいだき、常に「人形とは何か」を模索していました。1965年春、20歳のシモンは古書店で偶然手に取った雑誌『新婦人』で、ドイツのシュルレアリストであるハンス・ベルメールの球体関節人形の写真に、強い衝撃を受けます。従来の人形はポーズをつけることで、人間の感情や思いを形象化する一方で、人形が表現するものは固定されたポーズの範囲にとどまってしまっていました。しかし関節が動く球体関節人形はポーズをつける必要がないため、表現が固定されるという苦悩からシモンを解放したのです。そして人形とは「人のかたち」であり関節で動くもの、人形とは人形そのものであると悟り、以後、独学で球体関節人形の制作を始め、新しい人形表現の地平を切り拓きました。

エコール・ド・シモン
http://www.simon-doll.jp

澁澤龍彦のwiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/澁澤龍彦

荒木博志
http://www.amica.co.jp/arakihiroshi/

大槻ケンジ
http://www.okenkikaku.jp/okenkikaku/o-ken/


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*参加申し込み、お問い合わせはお問い合わせフォームからご予約ください。
※タイトルには「FLAT Schooling vol.24」参加希望 とお書きください。

FLAT KITCHENにて直接申込も可能。
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お問い合わせ
フラットキッチン tel.0776-97-5004(15:00~24:00 火曜日定休)
ヒュージ tel.0776-21-0990 (10:00~19:00 土、日曜日定休)
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